レチョン(Lechon)とは?
**レチョン(Lechon)**とは、スペイン語で「子豚の丸焼き」を意味する言葉で、フィリピン全土で親しまれている国民的料理です。特にセブは、「フィリピンで最も美味しいレチョンが食べられる場所」として有名であり、多くの観光客がこれを目当てに訪れるほど。
- 特徴
- 皮はパリパリ、中はジューシー
- 香辛料やハーブを詰め込んで香ばしく仕上げる
- お祝い事やパーティーには欠かせない定番料理
セブのレチョンが特別な理由
- 独自の味付け
- ニンニクやレモングラス、塩などのシンプルな調味料を中心に、店舗ごとに秘伝のハーブやスパイスをプラス。
- セブのレチョンは特に塩味系でシンプルな味付けが多く、タレをつけなくても十分美味しいと評判です。
- 高温&丁寧なロースト技術
- 丸ごとの豚を竹の棒に通し、炭火でじっくり回転焼きにすることで、皮はパリッと、肉はジューシーに。
- 職人技が光り、焼き加減ひとつで仕上がりが左右されるため、店ごとに個性が出るのも魅力。
- 地元民から支持される味
- 特に週末や祝日、お祝いごとがある日は多くの家庭でレチョンを囲むのが習慣。
- 値段も手ごろな店舗が多く、庶民派グルメとしても愛され続けています。
セブでおすすめのレチョン店
セブ市内やマクタン島には、多数のレチョン専門店や名物店があります。その中でも地元民や観光客に人気の代表的なお店をいくつかご紹介します。
- Rico’s Lechon(リコズ・レチョン)
- 特徴:セブを代表する大人気チェーン。皮のパリパリ感とスパイシーな味付けが特徴的。
- 店舗:セブ市内・マクタン島など複数店舗あり。空港近くにもあるので帰国前に買って帰る人も。
- CNT Lechon(シーエヌティ・レチョン)
- 特徴:比較的あっさりめで塩味ベース。柔らかい肉質と程よい脂が絶妙。
- 店舗:SM City Cebuなどのショッピングモール内にフードコート店舗あり。
- Zubuchon(ズブチョン)
- 特徴:名前の由来は「ズブ=セブ」と「レチョン」の造語。ハーブをしっかり効かせた香り高いレチョンが人気。
- 店舗:市内や空港など複数出店。店内で食事も可能で、他のフィリピン料理メニューも豊富。
- House of Lechon(ハウス・オブ・レチョン)
- 特徴:本格派レチョンのほか、セブ名物のいろいろなローカル料理を提供。落ち着いた店内でゆっくり食事ができる。
- 店舗:セブ市内・マクタン島などに展開。おしゃれな内装で旅行者にも人気。
レチョンの美味しい食べ方
- シンプルにそのまま
- セブのレチョンは基本的にタレ不要で食べるのがポピュラー。パリパリの皮と、ほんのり塩味の効いたジューシーな肉をダイレクトに味わえます。
- ご飯(プト)と一緒に
- **プト(Puto)**とはフィリピンの蒸しパンの一種。甘めのもち米を蒸したものや、おこわタイプなどバリエーション豊富で、レチョンとの相性が抜群。
- スパイシーなソースと合わせる
- 辛いものが好きな方は、地元でよく売られているチリソースやビネガー系ソースを少しつけると味変に。
- 持ち帰りしてアレンジ
- ご自宅やホテルに持ち帰って、翌日にレチョンパクシウ(レチョンの煮込み)などにアレンジするのも現地流。
レチョンを楽しむ際の注意点
- 人気店は売り切れ早め
- お店によっては早朝から仕込み、昼過ぎには売り切れる場合もあるので、早めの時間に行くのがおすすめ。
- 脂分・塩分に気をつけて
- おいしすぎて食べすぎると胃もたれや塩分過多が心配。適量を楽しみましょう。
- テイクアウト時の保管
- 高温多湿のセブでは、テイクアウト後はなるべく涼しい場所で保管し、早めに食べ切りましょう。
レチョンが味わえるイベント&スポット
- 地元のフィエスタ(Fiesta)
- フィリピンの各地域では毎年フィエスタ(お祭り)が開催され、レチョンが振る舞われることも多いです。タイミングが合えば現地の家庭で振る舞われるレチョンを体験できるかも?
- シヌログ祭(Sinulog Festival)
- 毎年1月にセブ市で開催される最大級のお祭り。街中がお祭りムード一色になり、レチョンの出店やパーティーが多く開かれます。
まとめ
セブで一番人気のグルメといえば、やはりレチョンは外せません。観光客だけでなく、地元民からも絶大な支持を集めるこの料理は、まさにセブのソウルフード。パリパリの皮とジューシーな肉の絶妙ハーモニーは、一度食べたら忘れられない味です。
- ポイントのおさらい
- お店によって味付けや焼き加減が違うので、食べ比べもおすすめ。
- タレなしで食べるのがセブ流。ハーブと塩味が絶品の秘密。
- 持ち帰りしてアレンジ料理を楽しむのも◎。
次回セブを訪れた際には、ぜひ本場のレチョンを堪能してみてください。お祝いムード満載の雰囲気も合わせて、フィリピンならではの食文化に浸ることができるはずです。