はじめに
セブ島といえばリゾートホテルやアイランドホッピングが真っ先に浮かぶかもしれませんが、実は南部こそ秘境感あふれる大自然が待っていることをご存じでしょうか?なかでも「モアルボアル」と「カワサン滝」は、海と川の美しさを体感できる人気エリアです。今回は、セブ市内から一歩足を伸ばし、大自然を満喫できるモアルボアル&カワサン滝の魅力をご紹介します。
さらに、旅程の手配が不安な方には旅行会社を通す方法もおすすめします。ツアーを利用すると移動やアクティビティの予約がスムーズになり、安全面やトラブル対応も心強いですよ。

モアルボアル(Moalboal)とは?
セブ市内から車で約3時間ほど南下した場所にある海辺の町・モアルボアル。世界中のダイバーが訪れる海中の豊かな生態系が魅力で、シュノーケリングやダイビング初心者にもおすすめのスポットです。
イワシの大群(サーディンラン)
- 見どころ:
- 数百万匹ともいわれるイワシの大群が海中を渦巻くように泳ぐ光景はまさに圧巻。
- シュノーケリングでも十分に迫力を楽しめるため、ダイビングライセンスがなくてもOK。
- ベストタイミング:
- 通年見ることができますが、天候や海況によって変動あり。早朝や午前中は比較的人が少なく、水中も澄んでいることが多いです。
ウミガメとの遭遇
- 見どころ:
- モアルボアル周辺の海域はウミガメの生息数が多く、かなりの高確率でウミガメに出会えます。
- 気泡が苦手なウミガメを驚かせないよう、少し距離を保ちながら観察するのがポイント。
- 体験のコツ:
- シュノーケリングツアーに参加すると、ガイドがウミガメが現れやすいスポットへ連れて行ってくれます。
- ライフジャケット着用で安心して泳げるので、初心者でも挑戦しやすいです。
おすすめの滞在スタイル
- 宿泊:
- 海沿いのリゾートやゲストハウスが点在。ビーチに近いパナグサマ・ビーチ周辺がおすすめ。
- ダイビングショップ併設の宿なら、海中アクティビティがセットになっていて便利。
- 食事:
- シーフードレストランや、欧米人ダイバー向けの洋食レストランが並んでいるため食事の選択肢も多彩。
- ローカルのカレンデリア(食堂)でフィリピン料理にトライするのも一興。
カワサン滝(Kawasan Falls)について
モアルボアルからさらに車で30~40分ほど南下すると、「カワサン滝(Kawasan Falls)」が待っています。エメラルドグリーンの滝つぼとキャニオニングアクティビティで知られ、セブ南部観光の目玉スポットの一つです。
滝の魅力
- 透明度の高いブルーグリーンの水:
- 写真で見るよりも実物は一層透き通っており、南国ならではのリゾート感を味わえます。
- 何層にも分かれた滝があり、一番下の滝壺だけでも充分に遊べます。
- ローカルフードや休憩スポット:
- 滝への遊歩道沿いには小さな売店や休憩所があり、軽食や飲み物を購入できます。
- 滝近くには座席やテーブルが設置されている場合があり、ピクニック気分を楽しむことも可能。
キャニオニング(Canyoneering)
- 概要:
- 渓谷や滝壺をジャンプやロープを使って移動する、アクティブ派に大人気の冒険アクティビティ。
- ガイド同行が必須で、ライフジャケットやヘルメットなど装備をレンタルして行います。
- 魅力:
- 数メートルから十数メートルの高さから滝壺へ飛び込むなど、スリル満点の体験。
- 終点付近ではカワサン滝の大自然を全身で味わいながら遊べるため、達成感もひとしお。
- 注意点:
- ある程度の体力と泳ぎに自信がある方におすすめ。
- 高所が苦手な方やお子様連れの場合は、飛び込むポイントをパスしたり、キャニオニングではなく滝壺遊びだけを楽しむ選択もアリ。
おすすめのプラン例
1泊2日プラン
- 1日目:
- 早朝にセブ市内を出発(車またはバス)
- 午前中:モアルボアル着 → シュノーケリングやダイビング体験
- 夕方:ビーチ近くのリゾートやゲストハウスにチェックイン
- 夜:海沿いのレストランでシーフードディナー
- 2日目:
- 朝食後 → モアルボアルを出発し、カワサン滝へ(約30~40分)
- 午前~午後:キャニオニング or 滝壺遊び+ランチ
- 夕方:セブ市内に戻る
Day Trip(弾丸ツアー)
- 時間に余裕がない方は、カワサン滝とモアルボアルをセットにした日帰りツアーを利用する手もあります。ただし移動が長く慌ただしくなるため、可能なら1泊2日以上の滞在がおすすめです。
旅行会社経由のメリット&おすすめ
**「自分で手配するのは大変…」「言葉に不安がある」**と感じる方には、旅行会社を利用するのがおすすめ。移動やホテル、アクティビティの予約がまとめてでき、時間や労力を節約できます。
メリット
- 移動がラク:ホテルの送迎や専用車が付いている場合、慣れない公共交通を調べる手間が省ける。
- 安全面の安心:キャニオニングなど、アクティブ系のアクティビティでも現地ガイド手配や保険が充実していることが多い。
- トラブル対応:不慣れな土地での急な体調不良やスケジュール変更なども、旅行会社がサポートしてくれる場合あり。
おすすめの旅行会社
- H.I.S.(エイチ・アイ・エス)
- 日本語対応や手厚いサービスが魅力。セブ支店で細かい相談も可能。
- JTB
- 大手旅行会社ならではの安心感。パッケージツアーにモアルボアルやカワサン滝が含まれているプランを探してみるのも◎。
- Klook
- オンラインで日帰りツアーやアクティビティの予約が簡単。口コミや体験談を見ながら選びやすい。
- KKday
- Klookと同様、オンラインプラットフォームが充実。セブ南部のデイツアーやシュノーケリングプランなどをよく扱っている。
※上記はいずれも一例です。最新のプラン内容や価格・サービスは各社の公式サイトにてご確認ください。
行き方・アクセス情報
- セブ市内からバス
- サウスバスターミナルから“Bato via Barili”行きバスに乗車し、モアルボアルで下車。所要約3~4時間。
- カワサン滝へはバディアン(Badian)で下車し、そこからトライシクルや徒歩で滝の入口まで移動。
- チャータータクシー/バン
- グループやファミリーの場合、ドライバー付きの車を1日or2日チャーターするのもアリ。自由度が高く、荷物が多い場合にも便利。
- 旅行会社やオンラインプラットフォームを通せば、英語が苦手でもスムーズに手配が可能。
持ち物・注意点
- 水着・ラッシュガード:
- シュノーケリングやキャニオニングをするなら濡れてもOKな服装。
- マリンシューズ or スニーカー:
- 滝での岩場や足場の悪い場所を安全に歩けるよう、滑りにくい靴を用意。
- 防水ケース・タオル:
- スマホやカメラを守るため、防水バッグがあると◎。キャニオニング中は特に必須。
- 小額紙幣:
- バスやトライシクル、ローカルフードの支払いなどで活躍。お釣りがないことも多いので準備しておきましょう。
- 体力に見合ったアクティビティ選び:
- キャニオニングは体力消耗が大きいので、こまめな水分補給を。疲れを感じたら無理をせず休憩を。
まとめ
セブ南部のモアルボアルとカワサン滝は、透明度抜群の海とエメラルドグリーンの滝を一度に楽しめる、まさに自然の宝庫。モアルボアルではイワシの大群やウミガメとの遭遇を味わい、カワサン滝では涼しげな滝壺とスリル満点のキャニオニングを満喫――そんな欲張りプランが叶います。
- ポイントのおさらい
- モアルボアルはシュノーケリング&ダイビング初心者でも安心して海の生き物を楽しめる
- カワサン滝はキャニオニングでエキサイティングな体験を
- 自力手配が大変な場合は、旅行会社やオンラインプラットフォームを利用すると安全&手軽
- バスやチャーター車でアクセス可能。小額紙幣や防水グッズを忘れずに
セブ市内の観光地とはひと味違う自然の魅力を、ぜひ南部で体感してみてください。旅行会社のパッケージや日帰りツアーを活用することで、初心者でも手間なく安全に楽しめるはずです。心身ともにリフレッシュできる特別な旅になるでしょう。